みなさんこんいちは
今日は私たちの生活に密接に関わるが、その存在をあまり意識しないでいる企業、TSMC（Taiwan Semiconductor Manufacturing Company）について話しましょう。

日経新聞に景気のいい話が乗っていたので書こうと思いました。

知らない人も多いかもしれませんが、この会社が存在しなければ、我々の生活は大きく変わってしまうでしょう。

その理由は何でしょうか？それを理解するために、まずTSMC（台湾積体電路製造）とはどのような企業なのか、その歴史と役割を見ていきましょう。

TSMCとは？

TSMCは、台湾に本社を置く半導体製造の巨人です。1987年の設立以来、この会社は「ファウンドリ」というビジネスモデルを採用しています。

ファウンドリとは、顧客から提供された設計図に基づいて半導体を製造する企業を指します。
TSMCはその先駆者であり、現在では世界最大の半導体ファウンドリとなっています。

多くの大手テック企業、例えばAppleやAMDなどは、独自のチップを設計しますが、その製造はTSMCに委ねています。

それはなぜかというと、半導体の製造技術は非常に高度で、大規模な設備投資が必要だからです。
したがって、製造を専門の企業に任せることで、各企業は自社の強みである設計に集中できるのです。

なぜTSMCは世界で重要なのか？

それでは、TSMCがなぜ世界的に重要視されているのかを見ていきましょう。その理由は大きく二つあります。

テクノロジーのパイオニア
TSMCは半導体製造技術のパイオニアであり、最先端の製造技術を持っています。特に、7nm（ナノメートル）以下の微細な半導体製造技術では業界をリードしています。これにより、より高性能でエネルギー効率の良いチップを作ることが可能になり、我々のスマートフォンやPCの性能向上に寄与しています。

世界経済の大動脈
TSMCは世界中のテクノロジー企業に半導体を供給しており、その製品は我々の日常生活のあらゆる部分に影響を及ぼしています。自動車からスマートフォン、サーバーまで、IT製品には必ずといっていいほど半導体が使われています。TSMCが半導体を供給しなければ、世界経済は大混乱に陥るでしょう。

TSMCの未来とは？

先日、TSMCは更なる設備投資を発表しました。
それは、近年のデジタル化の進展とAI（人工知能）の普及により、半導体需要が増大しているからです。

TSMCの役割はこれからも更に重要になっていくでしょう。我々が求める技術の進化は、結局のところ、半導体技術の進化に直結しています。その進化を牽引しているのが、まさにTSMCなのです。

TSMCが、熊本へ2つめ工場の建設を予定しているという記事も出ていました。

日本は人口の密集が始まっており、地方都市の過疎化が進んでいる現状です。

こうして、空いた土地などを海外の企業が活用し、日本国内の雇用や経済が盛り上がればうれしい限りですね。

お人好しな日本が顔を出さずにいればですが、、、、